梅雨でだるい・疲れる…原因とおすすめ食材で「梅雨だる」解消!

 

      2017/02/15

梅雨時の身体のだるさや疲れやすさの原因となるものは?

梅雨 だるさ 疲れやすさ 改善 おすすめ食材

梅雨に入ると湿度がぐんと高くなって、空気だけでなく身体も普段より重く感じますよね?

カラっと晴れた日には身体も心も軽く感じられるのに、じめっとした日はなんだか気分もゆううつで、身体も湿気を帯びたように重く、梅雨時期の頭痛は鈍痛が多かったりしませんか?

東洋医学(中医学)では湿気による不調の原因は「湿邪」が悪さをしていると考えます。

「湿邪」(しつじゃ)=「湿」った「邪」の「気」ですね。

字を見てのごとく、湿気があなたの身体にとって悪さをしてますよ〜、と言っていますね。

この悪さをする邪気ですが、最初から悪い気だった訳ではないのです。

まず、自然界には6種類の「気」があると考えます。

外側からの邪気6種類とは「風」「寒」「暑」「湿」「燥」「火」です。

そう、これらは四季を通して自然界において私達が体感する全てですね。

すべてがちょうど良い状態であれば、私達の身体も負担が少なく、快適に過ごせます。けれども、天候は日々変化するもの。それが地球の自然な流れです。

ですので、気候の変化が急激だったり、過剰に暑くなったり、寒くなったりと、自然環境が急激に変化する事はよくあることです。

けれども、それが身体の負担となると、身体に様々な不調が見られるようになります。そうなると、私達が体感する「気」は「邪気」と呼ばれるものになるのです。

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邪気は外側からだけじゃない?

 

身体の機能低下によって体の内側にも邪気が生まれます。

内側からの邪気は「風」「寒」「湿」「燥」「火」の5つです。

こちらは内邪と呼びます。

これらの外邪・内邪のうち、今回は梅雨の季節に多くみられる「湿邪」についてのお話となります。

梅雨の季節の湿邪は身体にどんな影響を与えるの?

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まず、湿邪の特徴はこんな感じです。

重い

粘り気がある

停滞しやすい

身体症状は

だるさ

頭や身体などの鈍い痛み

頭などがすっきりしない

動きが鈍くなる

水の停滞によるむくみ

胃の不調

などです

見るだけで、どよ~んとした、重たいようなイメージが浮かびますよね。

外からやってくる「湿邪」は気候によるものですから、梅雨の時期には対策は必須ですね。

内から起きてくる「湿邪」は長引くことが多く、また季節を問わずに、生活環境で体内に湿が溜まります。

しかし、梅雨の時期は特に外からの湿気により、たまりやすくなるので、やはり注意が必要です。

その他のトラブル症状

普段から血の巡りが良くない人は水分代謝もよくない傾向にありますので、この時期は更に代謝が悪化して、むくみやすくなります。

皮膚のトラブルでは、湿疹などはじゅくじゅくとしたものになりやすくなります。

尿のトラブルも多く感じられ、尿が濁ったり、残尿感や排尿痛が起きることもあります

前述したように、湿は重く、粘り気があることから、下に溜まりやすいのです。

女性ではおりものが多くなることもありますので、通気性の良い下着をおすすめします。

自覚症状はないけど、身体に湿が溜まっているかも?

特に自覚症状が感じられないので、大丈夫!と思っても意外と身体に溜まっているかもしれない湿。

症状からではなく、見た目でも分かる部分があります。

 

それは「舌」です。

 

舌をみて、ぽってりしていたり、白くコケが付いたようだったり、口の中が粘つくようなら、あなたの身体に湿が溜まっている可能性があります。

鏡でちょっとご自分の舌をチェックしてみましょう!

身体の内側から溜まる湿は脾胃(消化器官)の動きが低下する事で充分に湿を体外へ排出する事ができずに起こるものです。

消化能力も低下しがちになるので、食欲が出なかったり、少量しか食べられなかったりしますので、この時期は胃に負担がかかるような食べ物はおすすめしません。

梅雨の季節の「湿」対策におすすめの食材

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湿は少しずつ気付かないうちに溜まっていきます。

毎日少しずつ取り除くのがポイントです。

飲み物は利尿作用のあるものを選んだり、巡りをよくする食材で、身体の中の余分な水を出しましょう。

利尿作用により、湿を排出してくれる飲み物:はと麦茶、黒豆茶、とうもろこし茶

身体の中に溜まった熱や湿を取ってくれる食材:セロリ、きゅうり、セリ、豆腐、しじみ、はまぐり

身体の巡りをよくして、湿を飛ばしてくれる食材:ネギ、しょうが、しそ、みょうが、みつば

脾胃の働きを良くして、湿をスムーズに排出するために良い食材:じゃがいも、ながいも、いんげん、きゃべつ、豆類など

アドバイス

冷たいもの・生ものは避けましょう

しつこい甘みのものや、味の濃いもの、脂っこいものは控えめに

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